東京の立川駅から徒歩数分にある昭和記念公園は、年間を通して四季折々の花々を楽しめ、いつ行っても美しい景色に出会える場所です。
特に春はまるで天国のようで、腰の辺りには菜の花、足元にはチューリップ、少し見上げれば桜、と美しい花々を満喫できます。
いつ行っても美しく飽きない昭和記念公園ですが、一つネックがあります。
それは「広すぎる」ということです。
サイクリングコースが整備されているので、私は毎回レンタサイクルを利用して園内を周遊しているのですが、見どころが多く、あちこち行きたいのでつい頑張って自転車を走らせてしまい、帰るころにはクタクタで翌日は必ず筋肉痛です。
50歳を過ぎると疲労感が結構残るんですよ。
とにかく体力を使わずに楽をして、昭和記念公園のチューリップ畑と菜の花を見たい、ということで、先日行ったときはパークトレインという園内を走る小型の汽車を利用してみました。
いやーこれがとても快適だったんですね。
疲れるほど歩かずに自転車をこぐこともなく、ただ座って揺られているだけで花畑に行くことができる、乗車しながら眺めるのではなく、ちゃんと目的地の側まで連れて行ってもらえます。
ただ、パークトレインは1回乗車するごとに400円(2023年4月現在)かかるので、チューリップ畑に行った後、菜の花畑に行って・・・往復して・・・と小刻みに乗っていると結構な費用がかかってしまいます。
そこで降車する停留所を少し工夫する必要があります。
この記事では昭和記念公園の立川口を出発地点として、菜の花畑、チューリップ畑、桜を最も体力を使わず、更にパークトレイン料金400円ポッキリで、楽しむ方法をご紹介します。
まずはパークトレインで園内全体を満喫する
最も楽に歩かずにチューリップ畑に行くには、パークトレインで降車する停留所を、その最寄りにする、というのが正解ではありますが、チューリップ畑だけですと広大な園内の一部分しか楽しむことができず、ちょっと物足りないです。
他の拠点に移動するには、またパークトレインに乗るか徒歩になります。
せっかくの休日、昭和記念公園に来たのですから、園内を満喫したい!と思い、先日私は下記のようにしました。
「1周+目的地」まで乗る
この目的地とは、菜の花畑やチューリップ畑の最寄りの停車所のことです。
パークトレインで園内1周約45分かかるのですが、周遊ルートには歩行者立ち入り禁止区域もあり、乗車したからこそ見られる景色もあります。
まあ普通の自然の景色ですが、なんとなく特別感がありますよ。
それと私は恐らく10回以上は昭和記念公園に行っていると思いますが、パークトレインで1週したことで、初めて知ることのできた施設もありました。
園内の施設の全体像を把握するのに1周するのはおすすめです。
1周して立川口に戻ると、ほとんどの乗客が降りてしまいますが、ここは降りずにそのまま乗って2週目に突入しましょう。
菜の花畑を見たらチューリップ畑へ
まず予備知識として、チューリップ畑は「渓流広場」にあります。
菜の花畑は「みんなの原っぱ」にあります。
立川口を入ると目の前に園内マップがあるので、必ずそれをもらうようにしましょう。
園内マップを見るとわかりますが、「みんなの原っぱ」と「渓流広場」はとても近いのです。
つまり菜の花畑とチューリップ畑はとても近く、徒歩1分ほどで行けてしまいます。
よってパークトレイン2周目に突入したら、約7分ほどで到着する「みんなの原っぱ」で降りるのです。
そうすれば、菜の花畑に行けて、更にはチューリップ畑もほんの少し歩くだけで行けてしまうのです。
パークトレインの運転手さんは、各停留所の直前に、その近辺に何があるのか車内アナウンスをしてくださいます。
「みんなの原っぱ」は菜の花畑のあるエリアなので、車内アナウンスではチューリップ畑の案内はないかもしれません。
けれど菜の花畑とチューリップ畑はとても近いので、降りてしまって大丈夫なのです。
↓「みんなの原っぱ」の菜の花畑
↓「渓流広場」のチューリップ
チューリップ畑には桜の木があるので、時期によっては桜とチューリップのコントラストを楽しむことができます。
私は去年も同じ時期にチューリップ畑を見に来たのですが、畑のレイアウトや咲いているチューリップが去年と今年で少し違っているように感じました。
毎年新しいチューリップ畑を見られるのですね。
来年もまた来ようと思います。
帰りは・・・
チューリップ畑から、立川口までは徒歩で帰りましょう。
ゆっくり歩いても20分ほどです。
どうしても疲れてしまったという人は、パークトレインを利用してもいいと思います。
降りた停留所まで戻らなくても、チューリップ畑の近くにも乗り場がありました。
まとめ
今回は春の昭和記念公園をご紹介しました。
5月になればポピー、秋にはコスモス、初冬は紅葉にイチョウ、といつ行っても美しい自然を楽しむことができる素晴らしいところです。
池でボートに乗ることもできたり、日本庭園もあったりと施設も充実しています。
また違う季節に違う花々とともに記事にしたいと思います。
この記事がどなたかのお役に立てるものになっていると、嬉しいです。