こんにちは、モッチです。
先日、大腸の内視鏡検査を初めて受けました。
胃の内視鏡検査は過去に何度か受けたことがあって、口から喉を通って管というか内視鏡が入って胃の中を見ていく…、あれの大腸版だよね・・・!
お尻の穴から管を入れて・・・うわー想像しただけで怖いー!!!
と思っていました。
だからそんな検査、受けたくなかったのですが、私の年齢的に受けた方がいいと強く勧められたので、いやいやながらも受けてきました。
大腸内視鏡検査は当日病院に行けば検査ができるというわけではなく、事前準備が必要で、それは内視鏡で腸内が見えやすいように、検査の前に大腸の中を空っぽにしないといけないのです。
空っぽにする作業を自宅で一人で行うのですが、これが結構大変でした。
この記事では、私の実体験を元に検査の流れを追いながら、大変だったところや検査前は不安に感じていたが、実際はなんてことなかった、という点などを書いていきたいと思います。
これから大腸の内視鏡検査を受けようか迷っている方や、検査を控えて不安になっている方は、この記事を参考にして気持ちを軽くしていただけると嬉しいです。
なぜ私が大腸内視鏡検査を受けることになったのか
検査の流れに入る前に、私自身について少し触れておきます。
私は10数年前より(年齢だと35歳頃から)ホルモンのバランスが悪く、婦人科系の不正出血が続いていました。
この出血は定期的に検査をしており、異常なしとの診断を受けているので心配のない出血です。
ただ、この不正出血のせいで、毎年の健康診断で大腸がん検診を行うと、便に血が付いてしまい、毎回「要再検査」となっていました。
血が付いている原因が不正出血のせいだとわかっているので再検査の診断が出ても、私の勝手な自己判断でそのまま放置し続けてきました。
けれど年齢を50歳を超えたあたりから、自己判断で再検査の判定を無視し続けていいのか、もしかしたら不正出血のせいではなく、本当に大腸から出血して便に血が付いているのではないか・・・と心配になってきました。
そこで病院に行き、先生にこれまでのことを話すと、即、大腸内視鏡検査を勧められ今回受検することになったわけです。
検査の流れ
それでは検査の事前準備から、検査当日までの私の実体験を書いていきます。
考えていたよりも楽だった点や大変だった点なども、個人的主観にはなりますが、書いていきたいと思います。
スケジュールとしては下記のようになります。
2日前・・・21時に下剤を服用
1日前・・・20時までに夕食を済ます
21時までにラキソベロンを服用
検査当日・・・朝8時~ニフレックを飲用し腸内洗浄
検査当日・・・15時半~検査開始
受検にあたり薬を含め、下のものを購入しました。
これだけのものが必要な検査って・・・。
検査前は本当に不安でした。
検査3日前と2日前
検査の事前準備は3日前から始まります。
事前準備とは冒頭でも書きましたが、大腸に内視鏡を入れた時によく見えるように、腸の中を空っぽにする作業のことです。
この日のポイントは下記になります。
・普段の生活と変わらず
・水分を多めに摂る
・夕食後、夜21時に下剤服用
3日前、2日前は普段の生活とほとんど変わりません。
会社にも行けますし、激しい運動をしても大丈夫です。
ただ、夕食後に飲む下剤の効果で、翌日便意を強く感じる時があります。
私は早朝に腹痛とともに強めの便意を感じ、排便を済ませると、その後はいつも通りの体調でした。
この便意がいつ来るかは人によるかと思うので、下剤を飲んだ翌日の午前中くらいは、予定を入れず、家でゆっくりしておいた方がいいかもしれません。
通勤があったとしたら、午前休を取得しておくとか。
また、アルコールも常識的に不可だと思います。
先生に下剤とアルコールの関係について、何か指示があったわけではありませんが、私は禁酒しました。
薬とアルコールの相性はよくないと思うので、私は肝臓に負担がかかりそうなので飲みませんでした。
・排便後は、普段と同じ生活が可能
・禁酒がベター
検査前日
これまで2日に亘って下剤を飲んでいるからか、一日中便意を感じることが多く、頻繁にトイレに駆け込みました。
体調が悪いというわけではありませんでしたが便意が頻繁で、会社があったとしても行ける状態ではなかったです。
私の場合、日曜だったので良かったです。
それと一日通して、喉が渇く感覚がありました。
いつもより水分は摂っているつもりでしたが、頻繁にトイレに行っていたので、体から水分がなくなってしまっていたのだと思います。
食事については、下の写真のような厳しめの食事制限を指示されますが、私は夜だけ守り、朝は納豆ごはん、昼は油コッテリの味噌ラーメンを食べてしまいました。
夜はお寿司にしました。
お寿司にした理由は、刺激も強くなく、脂分も控えめなので良いかと思ったのですが、実際はマグロやイカなどもNGでした。
推奨されているのは素うどんやお粥のようです。
私は全く食事制限を守っていませんでしたが、翌日、検査を行うことができました。
この日は20時までに食事を済ませ、21時までにラキソベロンという液体の薬を飲んで、早めに就寝しました。
・喉が渇く
・厳しめの食事制限あり
・20時までに夕食を済ませ、21時までに液体のラキソベロンを服用
食事制限をほぼ守っていなかったことについて、看護師さんに話したところ、
「まだ50歳という年齢で若いので消化が早いから良かったけれど、消化が遅い場合、やはり検査に影響がでてしまう。次回受ける時は必ず食事制限は守ってください」
と注意されてしまいました。まあ当然ですね・・・。
けれど、お粥や素うどんって味気ないじゃないですか。検査のためにいろいろ我慢すること、多すぎる・・・。
そこで何かないかと探したところ、下記のような大腸内視鏡専用の検査食というものがありました!
自分で作るのは大変ですしね。割と美味しいらしいので、次回検査するようなことがあったら利用したいと思います。
検査当日
昨夜の下剤(ラキソベロン)が効いて、早朝5時と7時に腹痛で目が覚めました。
これまでで一番強い腹痛で、気持ちも悪く貧血もあり辛かったです。
体調は絶不調でしたが、朝8時からニフレックという薬を服用し、腸内洗浄しないといけません。
あまりに体調が悪い場合、検査を延期することも可能でしたが、私としては下剤のせいで、これだけ辛い思いをしているのだから、絶対に検査したい!と逆に体調不良であればあるほど検査を受けようという気になりました。
朝8時ニフレックを飲み始める
上はニフレックという腸内洗浄をする薬です。
2リットル水を入れ、よく振って飲用します。
ニフレックは、時間を決めて200mlずつ飲んで行きます。
排便があった場合、便の状態も記録します。
2リットルは結構な量で、私は1800mlくらいまでで全部飲みきれませんでした。
15時、病院へ。採血、そして点滴も
病院までの道中、トイレに行きたくならないか心配でしたが大丈夫でした。
病院では看護師さんとの問診の後、採血を行い、点滴までされることに。
点滴だなんて、単なる検査なのに、もう気分は完璧に病人です。
点滴されながら、カーテンで仕切られた小部屋で検査の順番を待ちます。
一部屋カーテンが開いており、中の人を見てしまったのですが、年齢は40歳前でしょうか。
思ったよりも若い人が。
その他の小部屋も話し声から推測すると、若い人が多いような気がしました。
大腸内視鏡検査は、私のイメージとしては50代以上、60代の人が中心かと思っていたので、若い人が多くて、どういった事情で検査をすることになったのか知りませんが、意外でした。
いざ、診察台へ。寝てしまって、いつの間にか検査終了
看護師さんに案内され、診察台へ。
診察着の下は、購入しておいた紙パンツを履いています。
紙パンツは後ろに穴が開いているのですが、後ろから内視鏡を入れやすいようにですね。
検査自体は寝てしまって痛くもなく、どのくらいの時間かかったのかもわかりませんでした。
検査後、1時間休んでから帰宅となります。
全体の感想
検査の前に、腸を空っぽにするのが大変でしたが、検査自体は、寝てしまうので全く大変ではなかったです。
下剤の服用やニフレックの飲用は、腹痛になったり便意が止まらなかったりと、日常生活に影響が出ます。
他の検査と比較して、やはり大腸内視鏡検査はかなり大掛かりな検査だという印象です。
私の検査結果は「異常なし」だったので、今後は大腸については2~3年に一度の検査で大丈夫とのことですが、小腸も念のため見てもいいのではないかと言われてしまいました。
小腸の検査も受けたら、また記事にしたいと思います。